「尼崎文学だらけ~声と言葉の文化祭~」ありがとうございました。

2018年10月7日(日)に、尼崎市近松記念館で開催されました
文芸同人誌即売会ポエトリーリーディングライブ
「尼崎文学だらけ~声と言葉の文化祭~」

https://necotoco.com/nyanc/amabun18/index.php

みなさまに助けていただいたおかげで、無事終わりました!

台風が来るかも?という懸念があったのですが、
当日は快晴でしたね。暑いぐらい。
「尼崎文学だらけ」は、夏に開催される縁があるみたいで…。
暑かったり寒かったりで体調を崩している方が多かったのですが、
そのなかでも遊びにきてくださり、ありがとうございました。
来られなかった方も、「尼崎文学だらけ」はいつでもお待ちしておりますので、
また来てみてくださいね。

しばらくは委託の在庫返送とか通販の処理をしたりしていたのですが、
あるていどは落ち着いたので、ここらでレポートなるものを
書いてみようと思います。

まず、当日のツイートをこちらにまとめさせていただきました。

twitter.com

みなさまにいろいろツイートしていただいたおかげで、
だいぶ雰囲気が伝わるのではないかな、と思います。

今回めざしたものは「ゆっくりと本を読める空間が欲しいなあ」というものでした。
なので和室での開催にこだわりました。
その雰囲気を演出できるよう、BGMとして「ポエトリーリーディングライブ」を行いました。
BGMなしで本を読みたい方もいらっしゃると思うので、
和室とは別に「読書室」を用意しました。
この「和室でゆっくり読書」「ポエトリーリーディング」「読書室」が
今回のイベントでは特徴的だったのではないかな、と思います。

ではそれの成果はどうだったのか。
アンケートを見てみましょう。
アンケートの回答数は11件でした。

1.このイベントをどうやって知りましたか?
ツイッター…9
知人から…3

2.販売物をどのくらい購入されましたか?
買ってない…1
5点以下…7
5~10点…2
10点以上…1

3.気になったジャンルを教えてください
純文学…5
エッセイ…5
ファンタジー…5
掌編…3
大衆小説…3
ライトノベル…3
JUNE…1
そのほか…1

4.満足したものを教えてください
ポエトリーリーディングライブ…6
ガイドブック…5
ウェブサイト…5
場内の空調…5
場内の広さ・ゆとり…5
読書室…4
販売物の質…3
販売物の種類の豊富さ…3
オープンマイク…3
販売物の量…2
そのほか…交流のしやすさ

5.不満だったものを教えてください
ウェブサイト…1
場内の空調…1
場内の広さ・ゆとり…1
ポエトリーリーディングライブ…1
オープンマイク…1(ホラーありましたね。しんどかったです)
そのほか…アクセス・トイレ。会場は好き。
そのほか…できれば…虫除けを…蚊がツラいです

6.一番気になったブースを教えてください
にゃんしー…2
ひとひら、さらり…1
東堂冴…1
そにっくなーす…1
波の寄る辺…1

7.イベント全体を100点満点で評価すると何点ですか?
平均点:82点
最高点:100点
最低点:50点

8.点数の理由や、そのほかお伝えしたいことがあれば、記入ください
・予想よりも多くの方に手にとってもらえました。イベントも想像していたよりも本というものに対してしんしでよかったです。おすしもうまいぞ!
・蚊が多かったので、蚊取線香があればよかったかな、と思います
・売るためのきめ細かさや親切さ、交流と会計の楽さが快適で、十二分に楽しめました!にゃんしーさん辣腕!ありがとう!
ポエトリーリーディングライブは別(会場の外)でやってほしかった。静かに本を読みたい、選びたいのに耳から言葉が入ってきて集中がそがれた。
・知人が出品していたので見にきました。対応はすごくていねいだと思います。
・もう少し広くても良いかと思いました(会場が)。迅速なメールや丁寧な連絡ありがとうございました。
・楽しい文学イベントを有り難うございます。去年とはまた違って色々興味深かったです。
・まったり参加者同士でお話できてたのしかったです。

来場者さんの人数は数えられていないのですが、会計ベースでいくと、
購入された方が56名(別途、通販の方が10名)、
購入された冊数が132冊(別途、通販購入分が53冊)
でした。

アンケート、当日ツイートなどから、よかった点、わるかった点をまとめてみます。

■よかった点
・サロン的空間としてはすごくいい場所だったと思います。本を読みながら和室でのんびり話をしたりとか、読書室にはお茶やお菓子があるのでそこでおしゃべりしたりとか、そのまま一緒にお出かけしたりとか。文学好きな人々が集まっていろいろ話すという意味では、同人誌即売会の原点という気もします。近松記念館の和室ののんびりした空気もいい感じに作用したと思います。なんか、子どもたちが夏休みにおばあちゃんの旧い家に集まって遊ぶみたいな、不思議な雰囲気でした。
・アンケートではポエトリーリーディングライブが人気でした。本を読むだけでなく、耳からもたくさん楽しんでいただけたと思います。
・ガイドブックとウェブサイトが評価されてよかったです。今回、ガイドブックには販売される全ての書籍を掲載しました。この規模のイベントだからこそできることだと思います。また、一押し本はとりわけ大きく掲載し、各ブースの一押し作品が分かるようにしました。まだまだ見やすさに課題は多いのですが、この2つはもっと充実させていきたいと思います。
・打ち上げのおすしは美味しかったのでは!2000円という価格もそんなに高くなかったのではないかと思います。

■わるかった点
・もうちょっと本を読みやすい空間が作れたかな、と思います。ポエトリーリーディングが邪魔になったり、読書室を利用しにくかったりしたと思うので。棲み分けがうまくできていなかったと思うので、次回は改善したいです。
・会場が利便性という意味ではあまりよくなかったと思います。アクセスもよくないですし、バリアフリーではないですし、トイレも和式便器しかなかったので。あと、あんまり広くなかったですよね。雰囲気はすごく気に入っているのですが、次回については検討します。
・一般参加者はもっと呼び込めたかな、と思います。今回、近所のおばあちゃんが東北の食アンソロジーを買ってくれて、おそ松さん短歌に興味を持ってくれたので、そういう風に広げていけるといいな、と思います。
・蚊が…多かったですよね…。次回、時期によっては蚊取線香の使用を検討します(それこそおばあちゃんの家みたいになりそうですが)

今回で「尼崎文学だらけ」も3回目ということで、
なんとなく方向性が見えてきた気がします。
もともとは、本屋さんみたいに、一般来場者の方々に同人誌を売っていく
イベントを目指していたところはあったのですが、
やっていくうちに、それは「文学フリマ東京」さんとか、「コミティア」さんとか、
かなりの規模がないと成り立たないことが分かりました。

「尼崎文学だらけ」のような、ちいさいイベントができることを考えると、
それは今回期せずして誕生したような「サロン」みたいな空間なのかな、と。
それも交流のために本を買ったり売ったりするのではなく、
みんな本が大好きというのが先にあって、
それからみんな好きな本のことを話したり、読んだり、買ったり、
ひとりで読みたいひとも、みんなで話したいひとも、
それぞれが好きに本を楽しんでいて、とてもよいな、と思いました。
楽しかった!と言ってもらえるととてもうれしいです。
ありがとうございます。
ポエトリーリーディング出演者のsmokeさんに「やさしい場所だった」みたいな
コメントを貰えたのもうれしいことでした。

「尼崎文学だらけ」は毎回一回かぎりのつもりでやっていますので、
ふだん終わったあとに次回の構想というのはないのですが、
今回は主宰自身もとても楽しかったこともあって、次回の構想はあります。
また同じように、本を好きな人々が集まって、たくさん本を読んだり、話したり、
できるような楽しい空間を作りたいと思います。

時期は未定ですが、決まったらお知らせしますね。
また「尼崎文学だらけ」で会いましょう!

※「尼崎文学だらけ」のレポートを頂きましたので下記に掲載します。
レポートを書いてくださったみなさん、ありがとうございます。

raixxx3am.blog.shinobi.jp

niishima-story.blogspot.com

kemurikikakuku.hatenablog.com

naminoyorube.jimdo.com

http://nipanipapa.tumblr.com/post/179015805858/reports