私が大学にいたころ、学会はしばしば観光地で開催されていました。
那覇・札幌・京都など国内の有名どころはもちろん、
海外もハワイとか、グアムとか、韓国の済州島で開催されたりして、
学術的な討論を楽しむとともに美しい風景を見て羽を伸ばしていたようです。
(私は学生だったので殆ど行ってませんが、
教授を見て「いいなあ」と思っていたものでした)
さて、最近の地方文芸イベントを見ると、
似たように観光地で開催されるケースが多いように思います。
・テキストレボリューションズ→東京・浅草
・ZINE展in Beppu→大分・別府
・静岡文学マルシェ→静岡
・尼崎文学だらけ→兵庫・尼崎
尼崎を観光地と呼べるかはひとまず置いといていただいて……。
イベント自体もその土地の雰囲気を背負って色濃く変容したものが多く、
遠征する際は、本来の文芸とともに当地の観光を楽しみ、
執筆の肥やしにするのもひとつの楽しみ方になりそうです。
さて、そんな文芸イベントが今週末から来週末にかけて開催されます。
1.第4回テキストレボリューションズ
2016年10月08日(土)
都立産業貿易センター台東館
11時開場~16時閉会
一般入場は無料
http://text-revolutions.com/event/archives/4257
東京の開催ではありますが、
そこはかとなくいい意味での地方色を持つイベントだと思います。
何よりこのイベント、浅草のど真ん中で開催されるという……!
雷門の横を通り過ぎてちょっと歩けば会場ですからね。
ロビーから出れば外国人の観光客の方がぞろぞろ歩いてたりして。
イベント前でも、イベント後でも、あるいはイベント中でも
雷門あたりを覗いて、浅草のグルメとか、
観光などを楽しまれるのもよいかと思います。
ちょっと遠いですが、一応歩ける距離に東京スカイツリーもあります。
2.ZINE展inBeppu3
2016年10月15日(土)16日(日)
11時開場~18時閉会
一般入場は無料
湯の町・別府開催!
別府駅から徒歩10分そこらの好立地で、
別府の玄関である竹瓦温泉はじめ、
有名温泉からちいさな温泉までたくさん楽しむことができます。
洗面器片手に温泉街の路地を歩いて街並みを楽しむのも良いでしょう。
別府というと他地方から遠いイメージがあるかもしれませんが、
フェリーを使うと、大阪南港から往復1万円、0泊2日で行くことができます。
(もちろん宿泊費込みでです)
フェリーの上で美味しいもの食べたり(レストランはバイキングみたいです)
夜空や、朝日や、過ぎていく瀬戸大橋をデッキから眺めたり、
あるいはお部屋で執筆に励んだり、楽しい旅になると思います。
フェリーは大阪⇔別府の場合、
行き帰りともだいたい19時発、8時着、くらいです。
曜日によって違うので、詳細はフェリーさんふらわあの公式ページでご確認ください。
そんなところです。
10月という過ごしやすい季節。
ご都合のつく限り、観光地での文芸イベントに参加してみてはどうでしょう。