文芸イベントと観光地

私が大学にいたころ、学会はしばしば観光地で開催されていました。

那覇・札幌・京都など国内の有名どころはもちろん、

海外もハワイとか、グアムとか、韓国の済州島で開催されたりして、

学術的な討論を楽しむとともに美しい風景を見て羽を伸ばしていたようです。

(私は学生だったので殆ど行ってませんが、

教授を見て「いいなあ」と思っていたものでした)

 

さて、最近の地方文芸イベントを見ると、

似たように観光地で開催されるケースが多いように思います。

・テキストレボリューションズ→東京・浅草

・ZINE展in Beppu→大分・別府

・静岡文学マルシェ→静岡

・尼崎文学だらけ→兵庫・尼崎

 

尼崎を観光地と呼べるかはひとまず置いといていただいて……。

 

イベント自体もその土地の雰囲気を背負って色濃く変容したものが多く、

遠征する際は、本来の文芸とともに当地の観光を楽しみ、

執筆の肥やしにするのもひとつの楽しみ方になりそうです。

 

さて、そんな文芸イベントが今週末から来週末にかけて開催されます。

 

1.第4回テキストレボリューションズ

2016年10月08日(土)

都立産業貿易センター台東館

11時開場~16時閉会

一般入場は無料

http://text-revolutions.com/event/archives/4257

東京の開催ではありますが、

そこはかとなくいい意味での地方色を持つイベントだと思います。

何よりこのイベント、浅草のど真ん中で開催されるという……!

雷門の横を通り過ぎてちょっと歩けば会場ですからね。

ロビーから出れば外国人の観光客の方がぞろぞろ歩いてたりして。

イベント前でも、イベント後でも、あるいはイベント中でも

雷門あたりを覗いて、浅草のグルメとか、

観光などを楽しまれるのもよいかと思います。

ちょっと遠いですが、一応歩ける距離に東京スカイツリーもあります。

 

2.ZINE展inBeppu3

2016年10月15日(土)16日(日)

旧ムラヤ青果店(大分県別府市元町3-3)

11時開場~18時閉会

一般入場は無料

http://zinebeppu.jimdo.com/

湯の町・別府開催!

別府駅から徒歩10分そこらの好立地で、

別府の玄関である竹瓦温泉はじめ、

有名温泉からちいさな温泉までたくさん楽しむことができます。

洗面器片手に温泉街の路地を歩いて街並みを楽しむのも良いでしょう。

別府というと他地方から遠いイメージがあるかもしれませんが、

フェリーを使うと、大阪南港から往復1万円、0泊2日で行くことができます。

(もちろん宿泊費込みでです)

フェリーの上で美味しいもの食べたり(レストランはバイキングみたいです)

夜空や、朝日や、過ぎていく瀬戸大橋をデッキから眺めたり、

あるいはお部屋で執筆に励んだり、楽しい旅になると思います。

フェリーは大阪⇔別府の場合、

行き帰りともだいたい19時発、8時着、くらいです。

曜日によって違うので、詳細はフェリーさんふらわあの公式ページでご確認ください。

www.ferry-sunflower.co.jp

 

そんなところです。

10月という過ごしやすい季節。

ご都合のつく限り、観光地での文芸イベントに参加してみてはどうでしょう。

「尼崎文学だらけ~夏祭り~」予告

今年の7月に実施いたしました

文芸系同人誌即売会「尼崎文学だらけ」、

次回の会場を抑えてきました。

 

前回と同じく尼崎市中小企業センター。

今回は会議室ではなく、1Fのホールを借りました。

分割使用なので、前回よりちょこっと広いくらい。

募集数は恐らく60ブースくらいになるでしょうか。

 

で、気になる日程ですが。

2017年8月27日(日)

です。

 

このようなツイートをしていろいろ有益な情報を頂いていたので、

出来る限りこの日程に沿いたかったのですが……

 空きがなかったため、このようになりました。

あまり良い日程ではないかもしれませんが、

ご都合のつく限り参加いただけると嬉しいです。

夏休み最後の週なので、前回のように学生さんたちが来てくださればいいなあ、

などと考えています。

 

ちなみに、この前日も会場を抑えています。

なので、

8月26日(土)試し読み会・朗読会・ビブリオ・句会などなど何らかの催し。

8月27日(日)文芸系同人誌即売会「尼崎文学だらけ」本編

という形で考えています。

 

前回と同じように、「読むこと」「書くこと」を

じっくり楽しめるイベントになればいいな、

やっぱり目指すところはそれが全てです。

ブース募集開始は来年の4月とか、まだ先になると思いますが、

情報のアップデートがあれば随時報告させていただきますね。

 

来年の夏も、「尼崎文学だらけ」をよろしくお願いいたします。

 

 

さて、来週10月8日(土)には、東京は浅草にて

同じく文芸系の同人誌即売会である

「テキストレボリューションズ」が開催されます。

http://text-revolutions.com/event/archives/4257

先日「尼崎文学だらけ」のインタビューを頂きまして、

本イベントに関するあれこれ、

「テキストレボリューションズ」さんとのあれこれ、

文芸同人誌の今後に関するあれこれを

語らせていただきました。

インタビュー記事は、

「テキストレボリューションズ」にて公開されるとのことですので、

ぜひご参加いただき、読んでくださいますと幸いです。

文学フリマ大阪とZINE展in Beppu

こんばんは、尼崎文学だらけです。

 

先日の「文学フリマ大阪」ではありがとうございました。

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あまぶんで扱った書籍を一部頒布させていただきました。

購入いただいた方、ありがとうございました!

逸品揃いなので、楽しんでいただけますと幸いです。

 

あまぶんで扱った書籍は、ウェブで継続販売していますので、こちらもぜひに。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/buy/

 

また、11月の文学フリマ東京にもちょこっと持っていけたらな、と思っています。

 

さてさて、あまぶんといえば尼崎での文芸イベントですが……

10月15日(土)16日(日)には別府で文芸イベントがありますよ。

 

ZINE展in Beppu 3

http://zinebeppu.jimdo.com/

 

日時:2016年10月15日(土)~16日(日)
   11:00~18:00
場所:旧ムラヤ青果店(大分県別府市元町3-3)
主催:こんぺき出版
後援:大分県詩人連盟

 

地方の文芸イベントといえば、「観光もかねて」というのが

良き楽しみ方かと思います。

そのなかでも別府というロケーションは屈指に楽しい場所ではないかと。

世界有数の温泉地で、観光地も多く、文化的にも独自のものが息づいています。

そして、大阪からならフェリーで行くことができます。

フェリー泊は美味しいもの食べたり飲んだり、楽しいですし、

今なら0泊2日なら往復1万円くらいで行くことができます

(もちろん宿泊費込ですな)。

 

この機会にぜひ行ってみてはいかがですか。

頒布される書籍の情報とか、観光情報がこれからアップされると思いますので、

こちらのブログでも紹介できればと思います。

あまぶんと同じく西日本の文芸イベントということで、大いに楽しみにしております。

 

ちなみにあまぶんですが、11月には具体的な日程をお知らせできるかと思います。

前回と大きく内容は変わらないと思いますが、

より文芸を楽しめるイベントになるよう手を尽くしたいと思います。

続報をお楽しみに。

「あまぶん」のその後。

「尼崎文学だらけ」は、尼崎市制100周年記念事業として採択されています。

それでイベントの報告書を提出する必要があり、これの提出が先ほど終わりました。

これをもって、「尼崎文学だらけ」はようやく終了したといえそうです。

みなさま、改めてありがとうございました。

 

あ、でも、「尼崎文学だらけ」でお取り扱いした逸品を

引き続き通販で販売していますので!

こちらのご利用も、引き続きお願いいたします!

http://necotoco.com/nyanc/amabun/buy/

 

それと読書も含めて「尼崎文学だらけ」なので、

お買い上げ頂いた書籍を引き続きお楽しみいただけますと幸いです。

 

このあたりのアフターケアは、もっと充実していけたらなーと。

次回も。

 

そう、次回ですよ。

 

「尼崎文学だらけ」は、またやる予定です。

ただ、ちょっと準備したいことがあって、そのうちの1つが重めなので、

開催までは少し時間がかかりそうです。

来年の秋くらいかな。

 

課題もいろいろあります。

 

出店者アンケートを見ると、売上についてはこんな感じでした。

A.とても多かった…4名

B.多めだった…3名

C.まあまあだった…10名

D.少なめだった…3名

E.とても少なかった…0名

企画本部でも、委託販売で180冊、代行購入で100冊の動きがありましたので、

数としては悪くなかったのでは、と。

(ちなみにポストカードは220枚くらい出ました)

 

数はよかったとして、できたらもっと普段こういう文芸イベントに来ない人にも

働きかけていけたらなーと思いました。

今回は、高校の文芸部さんが顧問の先生ともども来られていて、

即興小説や投句に挑戦されたり、部費で気になる書籍を購入されたりしていたので、

こういう動きはもっと発展させたいですね。

ただ、そういった方々の受け皿になれるだけのイベント強度は必要なので、

欲しい本が見つけやすい仕組みはもっと強化したいと思います。

 

そのうちの1つが今回導入した「推薦文」なのですが……

賛否両論あったかな、と思います。

1.既刊しか宣伝できない

2.知り合いが多い人のが有利

3.委託販売に推薦が必要

あたりは、良くなかった点でしょう。

とはいえ推薦文は

「新しく来た人を虜にするような必殺の一冊をオススメする」

あまぶんの要といってもいいシステムなので、

もっといい形にしてまた導入したいと思います。

(ここの改善が次回に向けて時間のかかる点ですな)

 

あと、次回に力を入れたいのは「だらけブース」ですね。

アンケートをみると、お客様からは大変評判がよかったようです。

今回はこのような布陣でした。

 

純文学A.白昼社

純文学B.大坂文庫

詩歌A.曲水す

詩歌B.ゲラサ

大衆小説A.ザネリ

大衆小説B.庭鳥草紙

評論A.Re.set

そのほかA.はいから宇宙生物

 

すごかったよ!

 

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純文学A.白昼社は、純文学書籍を販売するほか、

「点取り占い」をやってくれていました。

 

純文学B.大坂文庫は、歴史小説を販売されていました。

ブース主ががっつり忍者のような装束を着てらしたのが印象的でした。。

忍者屋敷みたいだった。。

 

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詩歌A.曲水すでは、

自走式曲水装置が線路を10周する間に投句しないといけないという

現代版曲水をされていました。

イベント後には、来場者およびあまぶん主宰者が選ぶ俳句大賞が発表されました。

 

詩歌B.ゲラサ。。

写真がないのが残念ですが。。

ゴージャスなソファーが置かれて、そこでシュルレアリスムな遊びをする

素敵空間が展開されていましたよー。

だらけブースのいいところは、各ブースが部屋みたいになって、

そこで遊んでいけるとこかなと思います。

 

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大衆小説A.ザネリ。

骨がいました。

この骨はブースに無関係ではなく、

新刊に骨が出てくるという関係で展示されているものです。

こういうインスタレーション的な使い方もよいですな。

次はひとり芝居みたいなものがあってもいいかもしれません。

 

大衆小説B.庭鳥草紙。

すあま本が人気でした……!

すあまというのは東日本限定で販売される伝説の和菓子で、

もちろん尼崎では購入できません。

(大阪の某所では購入できるようですが)

 

評論A.Re.set。

共産色の強いあやしい本がたくさん販売されていましたね……!

Re.setさんは普段文芸系のイベントには来られないと聞いているので、

参加してくださり、大感謝です。

お客さまにとっても普段買えない本の買える貴重な機会だったのでわ。

ヘナタトゥーを施したりもしてくれていました。

 

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そのほかA.はいから宇宙生物

はいから宇宙生物さんの参戦はとても嬉しかったのですよー。

あまぶんではこういう展示をしたかったので。

文芸ではないけど、文芸と親和性の高い展示です。

(しかし可愛いな……!)

文芸ではないけど文芸に近いところにあるものたちは

今後もこういうふうに「あまぶん」に出てもらえたらと思います。

(はいから宇宙生物さんにもまた来てほしいです……!)

 

そんなこんなですよ。

前日設営・宅配搬入・見本誌試し読み会もおおむね好評だったので、

また続けていけたらと思います。

 

ではでは、また1年後くらいに会いましょう。

主宰イベント以外で、ちょっとした小企画はまたやろうと思うので

(テキレボさんでさせてもらったBLフェアみたいな)

引き続きよろしくお願いいたします!(`・ω・´)

あまぶんで起こったことの全て(全てとは言ってない)

タイトルほど大した記事ではないが……。

 

あまぶんで起こったことを、思い出せるだけ時系列で書き起こしておきます。

2週間も経って忘れそうですし。

 

■1週間前

委託販売の荷物が続々と届きました。

これをアルファベットと数字でナンバリングして、

取り出しやすいように箱に整理します。

このあたりの知恵は、

静岡文学マルシェのときのまるた曜子さんのレポートがたいへん役立ちました。

 

イベント前1週間くらいは、こまごまとした残り作業だけをして

わりと余裕があった気がします。

TO DO整理には「サイボウズ」が役立ちました。

やることをメモして、1個ずつこなしていく感じです。

 

■前々々日(金曜日)

宅配搬入の荷物が届きました。

今回は家に送ってもらってスタッフが手搬入する形を取ったのですが、

ヤマト営業所留めにして現場搬入してもらうのも

そんなに難しくないと聞いたので次はそうしようと思います。

(やり方をテキレボの小泉さんに教えてもらいました)

 

■前々日(土曜日)

こまごました作業をしていた気がします。

3連休の最終日というのは、イベント運営側にはとても楽、、

でも出店者側としてはたぶん中日がいちばんいいと思うので、

次回はできるだけそうしたい(それか土日の日曜日か)にしたいところです。

 

■前日(日曜日)

昼頃に搬入用に借りたハイエースを取りに行きました。

タウンエースを申し込んだはずが、車がなくてまさかのグレードアップ。

積載量的には嬉しいんだけど、運転がめちゃめちゃこええええええ

「一生運転せんわハイエース」と思いました。

18~21時に前日搬入です。

この前日搬入というシステムはすごく捗りますね。

費用的にはもちろんやらないほうが安く済むんですが、

ゆっくりと設営できる安心感!

特に今回は初イベントということで、安全を見て前日搬入という形を取りました。

次回は要検討ですが(コストアップになるので)。

 

■当日(月曜日)

8時半頃に会場に入ったのですが、前日ほとんど設営は終わっていたので

ちょっとした調整とかをやっていました。

9~10時くらいに出店者さんが入ってきて、設営開始。

出店者さんと一般入場者さんで入口を分けるシステムは良いと思うので、

(今回はちょっとわかりにくかったですが)

次回はうまい形でやりたいところです。

 

で、11時に開場。

すでに入り待ちのお客さんがいらっしゃって、

どっと入ってきたので嬉しいことでした。

開場すぐが一番賑わいましたね。

何名かの方がブログで書いてくださっていますが、

地元尼崎の方とか、高校文芸部の方がいらっしゃって、

たくさんビラをまいた甲斐がありました。

(いろんな方がビラまきに協力してくださいました)

高校文芸部の方は顧問の先生もいらっしゃって、すごく熱心に見ていかれました。

参考にしたい、といくつか本も買われました。

この動きはとても良いと思うので、次回はもっと精力的に中高に働きかけたいです。

委託コーナーはPOPと注文シートを兼ねたカードを持ってきてもらって、

それを在庫と交換し、精算する仕組みを取りました。

この流れはすごくスムーズにいったと思います。

(繰り返しになりますが、まるた曜子さんのレポートが参考になっています)

あと書店員の4名がすごくしっかり回してくれたので、助かりました。

 

午後くらいはお客さんも減って、のんびりした時間が流れました。

このあたりの集客をもっと強化したいなー、というところです。

あとは、イベント時間はもっと短くてもよかったかもしれません。

 

文学ブースのほうは一般的な文芸系の即売会の様相なのですが、

即興小説があったり、占いがあったり、またおしゃれなブースも多くて

楽しげであったように思います。

通路もそんなに狭くなく、まあ歩きやすかったのではないでしょうか。

(なお島中のブースはぐう狭かったもよう、、)

文芸系のイベントと占いは相性いいかもしれません。

新作についてとか、キャラについてとか、占ってもらってる方もいらっしゃって

楽しそうでした。

あとは見本誌を読まれる方が多かった気がします。

アンケートにも頂いていたんですけど、

文芸に詳しくない人にも本の魅力がぱっと分かりやすいよう、

もっと手を加えたいところですな。

 

お買い物代行はやっぱり良かったですね。

買う側にとっても、売る側にとっても、得しかないです。

あんまり出ないなら負担は少なくて済むし、

めっちゃ出るならイベントが盛り上がるし、

とてもありがたいシステム。

(ただあまぶんはテキレボほどは出なかったと思うので、

負担は少なめだったとは思います)

売り切れが結構出て、それは申し訳なかったですが、、

このお買い物代行でもテキレボさんからアドバイス頂いて、

ありがたいことでした。

 

ええと、ジャンルの傾向について。

お買い物代行と、委託販売で扱った書籍の数が300冊くらいなんですが、

それらをまとめると、

1番売れたジャンル:ファンタジー

2番目に売れたジャンル:純文学・大衆小説

3番目に売れたジャンル:JUNE

結構離れてその次くらい:詩歌

という感じでした。

ファンタジーが一番強いのは創作文芸系だと何処もそうかなと思うんですが、

あまぶんでは比較的に純文学とJUNEが出ていた印象です。

 

だらけブースについては、いったん置いといて、、

 

17時にイベント終了です。

撤収と交流を兼ねた「だらけ時間」という時間があって、

ちょっとお菓子を食べながら雑談して、

それから19時にイベント全体の撤収開始、という動きでした。

20時くらいに全体の撤収が終わったと思います。

 

■イベント後1週間くらい

お買い物代行と委託販売の処理をしていました。

 

基本的にイベントではブース出店者さんが主役だと思っています。

なので委託販売は難しいところがあって

(委託のが売れるとバランスが悪くなるから)

でも何で委託販売を受け付けたかというと、

「いい本があると会場に来てくれたお客さんが嬉しいから」

です。

だから「あまぶん」の委託販売は、かなりお客さんのほうを向いたシステムでした。

推薦文が必要としたのも、推薦されるいい本を届けたいからです。

一方で、委託として預かるからにはちゃんと売り切りたいという気持ちもあって、

それも本を推してくれる推薦文が欲しかった理由です。

おかげで完売する本がたくさん出て、

たぶんそれで一番得をしたのはお客さんだと思うので、

いい本を預けてくださってありがとうございました。

一方で思ったほど売れない本もあって、次回、もっと頑張りたいです。

また、預かった本はできるだけ責任をもって推したいので、

希望くださった方の本はウェブで継続販売させてもらっています。

 

お買い物代行、たくさんの注文をいただきまして、ありがとうございました。

すっごく遠くから注文してくださった方もいて

(某イベントでは台湾から買われた方もいましたねそういえば、、)

あまぶんの本をお届けできるのがうれしいです。

本を読むまでが「あまぶん」だと思うので、読書を楽しんでくだされば幸いです。

 

そんな感じで、「いまにいたる」というところでしょうか。

だらけブースについては、いろいろあったので、

日を改めてレポートを書きたいと思います。

 

それではまた!

「尼崎文学だらけ」、ありがとうございました!

はい、えー。

2016年7月18日(月祝)に尼崎にて開催しました

文芸誌・創作文学同人誌 展示即売会「尼崎文学だらけ」では

みなさま、ありがとうございました!!

 

……って、もう1週間経ってますけど!?(00;

委託販売とかお買い物代行の後処理でかけずりまわっておったのです。

遅くなりすみません。

 

たくさんの方がレポートをブログやツイッターにあげてくださっていますが、

総じて、楽しい空間だったのではないかな、と思います。

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ウェブトップにはこう書いてあります。

「尼崎文学だらけ」は、「読む」ことと「書く」ことを

めちゃめちゃ楽しめるイベントです。

トップに書いてある、ということは、

これが一番イベントで大事ってことです。

で、目指したそれは、ある程度達成されたのではないかな。

(もちろん反省点は多々ありますが)

 

とてもいい天気でした(若干晴れすぎた感はあるが……)

開場そうそうお客さんがたくさん入ってくれて、賑わって、

だらけブースでは汽車が走ったり骨がいたり豪華なソファがあったり

とにかくよーわからんけど楽しそうな空間で、

文学ブースではたくさんの本が吟味されて読まれて、買われて、

午後はわりとのんびりした空気が流れて、撤収してお菓子食べて……。

 

楽しかった、という声があってとても嬉しいです。

あまぶんではたぶん、その「楽しい」の中心に「文学」があったと思います。

(あるいは、そういう私の希望なのですが)

ただ楽しいだけじゃなくて、「文学」を「楽しむ」、それが「文学だらけ」だと

思うので、そういうイベントになっていれば嬉しいし、

そうでなければ、次またいいものを作ろうと思います。

 

次回はもっとブースもお客さんも増えると思うのですが

(というよりそういうふうに作ろうと思うのですが)

それでもなお今回のように、本を読んだり書いたりすることを

ゆとりをもってしっかり楽しめる、いい空間にしたいと思います。

まあ具体的な日程はこれから詰めるのですが……楽しみにお待ちください。

結構あまぶんは運営側の負荷が高いし、そうなるべきイベントだと思うので、

ペースとしては年一回くらいだと思います。

 

また細かいレポートは書くと思いますが、簡単なレポートはこれにて。

(それにしてもだいぶ遅くなりましたが!?)

このたびは、本当にありがとうございました。

来場者のみなさま、文学ブースのみなさま、だらけブースのみなさま、

委託書籍を預けてくださった方々、お買い物代行を利用してくださった方々、

チラシをまいてくださった方々、書店員の方々、

スタッフのます@レインボーの方々、スタッフの泉由良、

テキストレボリューションズスタッフさま、静岡文学マルシェスタッフさま、

会場の尼崎市中小企業センターの方々、尼崎市政100周年記念事業さま、

ほかさまざまに助けてくださった方々、ありがとうございました。

また次回、一緒に遊べますと幸いです。

 

ではではこれにて。

最後に、ツイッターでいただいたイベントレポートを転載させていただきます。

 ーーそこに文学があるからだ。

「あまぶん」の「だらけブース」とは?

文芸誌・創作文学同人誌 展示即売会「尼崎文学だらけ」(あまぶん)

http://necotoco.com/nyanc/amabun/

2016年7月18日(月祝)11~17時

尼崎市中小企業センター 会議室401・402(阪神尼崎駅から徒歩5分)

入場無料

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さてさて、いよいよ明後日は

「尼崎文学だらけ」(あまぶん)当日です!

 

今日は「だらけブース」について紹介しますね。

 

「だらけブース」というのは、出店者さんに180x180cmの床をあげるけど

他のものは何も用意しないよ(一部例外ありますが)という

とてもアバンギャルドなブースのことです。

 

もともと、「あまぶん」というイベントは

全てのブースを「だらけブース」にしたかったんですよ。

楽しくないですか、床一面に広がる出店者……というのも

いかんせんハードボイルドすぎるので、

30ブースを通常のブースに割り振り、だらけブースは8ブースのみにしました。

 

通常のブースがすぐに埋まる一方、だらけブースの埋まりは遅かったですが、

申し込んでくださいましたみなさま、大変ありがとうございましたーー!

 

ではでは、そんな「だらけブース」について紹介いたしますね!

 

「だらけブース」一覧はこんな感じ。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/index2.php

純文学2、詩歌2、大衆小説2、評論1、そのほか1、と

めちゃめちゃバランスよいです。

 

それでは、各ブースについて紹介します。

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A.なんか笹が生えててクジを配ってる。

「純文学A:白昼社」ブースのことです。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=1

笹にくくりつけた点取り占いをやる、とか息巻いてました。。

よく分からないので、次にいきましょう。

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B.歴史の証人がいる。

「純文学B:大坂文庫」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=5

歴史小説を主に扱うので作務衣を着るという噂がありますが、

基本的には真面目に?本を販売されるみたいです。

いちばん売れるブースになるかもしれませんね。

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C.自走式曲水装置がある。

「詩歌A:曲水す」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=2

曲水装置というものが觴(さかずき)を持ってくる前に

俳句を作るイベントがあります。

俳句が「あまぶん俳句賞」に選ばれると、賞金がもらえるとか。

しかしその曲水装置というのが……

 一言……めちゃめちゃあやしい……

なんにせよ投句は無料らしいので、

ぜひぜひ人類初の曲水装置とやらを遊びにきてください。

本も買ってね。

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D.シュールだ。

「詩歌B:ゲラサ」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=6

ブースではシュルレアリスムで遊べる様々があるとか。

じゃんけん!?シュルレアリスムなじゃんけんとは!?

準備中みたいで、当日まで目が離せません。

ご相談いただいて「あるもの」を貸しました。一体どうやって使うんだろう。。

しかしゲラサさんの詩歌は間違いないので、

ぜひお買い求めに行ってみてくださいね。

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E.骨。

「大衆小説A:ザネリ」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=3

ええと。。なんか。。ブースに「骨」がいるみたいです。

どうしよう事案になってしまう。。

でもオカワダアキナさんは演劇をされていた方らしく、

骨もある種の演劇・インスタレーション的なものみたいです。

詳しくはこちらのブログ記事を。

http://oka-akina.tumblr.com/post/147485736099/よそみしてたら泣きをみた

oka-akina.tumblr.com

とても楽しみです。展示も本も。

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F.すあま。

「大衆小説B:庭鳥草紙」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=7

歴史小説の出店者さんではあるのですが、

イチオシが関東にある伝説のお菓子を扱った「すあま」本。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/guide/bookview.php?bookid=188

f:id:slymelogue:20160708223557j:plain

これ、お買い物代行で既にかなりの注文をいただいています。

関西の方は「すあま」に馴染みがないと思いますが、

これを機会にぜひ「すあま」のことを知っていただき、

関東に行った際には「すあま」を味わってみてください。

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G.ロシア

「評論A:Re.set」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=4

見てくださいこの書籍のラインナップ。

ロシアや中国の赤くて楽しそうな本がいっぱいあるー!

そして、ブースでは「ヘナタトゥー」をして下さるみたいです。

たのしみー!へんな模様を描いてもらおう。

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H.とてもかわいい。

「そのほかA:はいから宇宙生物」。

http://necotoco.com/nyanc/amabun/read/booth/boothview.php?type=3&num=8

そしてオチは。。

めちゃめちゃかわいいブースです。

いろんな展示のほか。

かわいいグッズを売っています。

詳しくはブログも。

http://surrealychee.blog33.fc2.com/blog-entry-83.html

ロシア民話グッズもあるとか?ロシア率高い!

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そんなところです。

ツイートを拾わせてもらったので、当日までに変わることもあるかもしれません。

それも含めて、明後日の「あまぶん」で「だらけブース」が

どんな楽しいことになっているのか、

遊んでいってくださればと思います。

 

改めて、「だらけブース」のみなさま、ありがとうございます。